とある若者のお安い濃密旅行記

学生でもできる旅行のすすめ 「旅は高くて出来ない」を「安くてもいい旅が出来た」に変えてみよう。 

和寒って何があるんだろう??北海道・宗谷本線途中下車の旅

宗谷本線。北海道第2の都市旭川から北の果て稚内までの約200kmをつないでいる。

ただ、多くの人は、この2つの都市以外の沿線の町を知っているのかな。

特急電車でただただ通り過ぎる景色を見るのも楽しいけど、やっぱり実際に降り立ってみたい、と思って立ち寄ることにした。

今回は和寒

和寒は、旭川から特急で30分くらいの小さな町。
和寒の駅舎 無人駅だった。
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読み方は「わさむ」わさむではない。 
北海道の地名は難しいね
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駅を出ると、大通りがとスーパー・コンビニが数軒見える。
そこからもう一本入るともうほとんど車は通ってなく、子供の遊び場と化している。

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和寒の町の通り 奥の道路で鳥かごをして遊んでいる子供がいる

町中をゆったりと散歩していると、ある一軒の食堂を見つけた。よこやま食堂だ。
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店内に入ってみると、少しのカウンター席とテーブル席があり最大で20人ほどは入れそうな広さの店だった。
私は、迷わずカウンター席に座りお品書きを見る。

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よこやま食堂のお品書き

何か北海道らしいものを求めていたから、ザンギ定食を注文した。

店主のおばさんは、カウンターのすぐ前のキッチンで調理を始めた。10分くらいでザンギ定食は出来上がった。
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揚げたてのザンギはサクサクジューシーで食べ応えがある。
セットにはザンギのほかにミートソーススパゲッティ、キャベツ、ごはん味噌汁がついてくる。(味噌汁はなぜか撮り忘れてた)
750円でおなか一杯になった。

店主と話していたら時間が思った以上に経っていて、見事に電車を一本逃したので次の電車が来るまで約1時間半、もう少し町を歩くことにした。

まずは、よこやま食堂で勧められた汽車を見に行くことにしよう。

和寒小学校の脇を通り過ぎて1~2 分歩くと蒸気機関車が見えてくる。
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よこやま食堂の店主によると、昔はこの車両が当たり前に鉄路を走っていたらしい。ディーゼルカーが走っていることが当たり前の時代で育った私からすれば、何とも不思議な気分になる。

その後、踏切で線路を横断し、町の東側へ。中心街は西側に集中しているため、このように駅徒歩1分でそば畑が広がる。
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とりあえず、さっきまでいた駅の西側へ戻るために駅に向かう。
これが駅の東側にある西側への連絡口。
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陸橋から和寒駅を見てみる。西と東の差がよくわかる。
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夏でも雪かきの道具が置いてあるんだね。
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電車の時間まではまだ少し時間があったから、西側の町の外れまで行ってみることに。
こっちも最短徒歩10分程度で街の外れまで行くことが出来る。
こちら側には田んぼも広がっている。
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町の主要道路。この辺りは、車どおりが途切れることはそこまで多くないように感じられる。
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どうやら和寒の名産はかぼちゃであるようだ。
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そういえば、よこやま食堂の店主は、自宅の玄関を開けたらかぼちゃが置いてあるなんて話をしていたなとふと思い出した。
個人的にこのような話を聞くときは、ニンジンとかネギが多いイメージだったからかぼちゃが置かれているという話は新鮮だった。

そんな感じで町歩きをして和寒駅に戻ってきた。
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滞在時間わずか2時間半。長くはないかもしれないが名前しか知らなかった町を少し知れた気がした。
今度は冬に来てみたいな、と思いながら私は北へ向けて出発した。